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日本の宅配会社が値上げをしている場合ではない理由

ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便などは昨年から一斉に送料の基本料金を値上げしましたね。
理由は、宅配業界のリーダーであるヤマト運輸が格安でアマゾンの仕事を請け負ったことで荷物量が急増して一気に限界がきたためと考えられます。

理由はともかくとして、ドライバーなどの現場の皆さんは大変だし、値上げして当然と思っている人も多いと思います。
ただ、おそらくそれは逆です。
むしろ、値下げすべき、もしくは現状維持にしておくべきだったと思います。

というのは、アマゾンが今後一気に自社配送を拡充して、もっと安くて速い配送を実現していくと考えられるためです。

WSJはアマゾンが自社配送サービスを始める準備をしていると報じています。
https://gigazine.net/news/20180210-shipping-with-amazon/

昨年あたりには、アマゾンが自社配送なんて結局無理だろうと世間では言われていましたね。
アマゾンの自社配送では、ヤマト運輸のサービスの正確さや丁寧さには到底追い付かないため、クレームが出て受け入れられないだろうと考えていた人が多いと思います。

しかし、それは間違いです。
アマゾンはやると思います。

そもそも、アマゾンの商品の配達にそこまでのサービスの正確さや丁寧さは求めらません。

アマゾンの商品のほとんどは自宅で日常的に使用する生活用品や本DVDなどになります。
多少配達日時が遅れたとしても大きな問題はありません。
また、ほとんどが宅配BOXに大雑把に放り込む程度で済む荷物です。

それこそ、主婦や学生のパートアルバイトの配達員でも充分にこなすことができます。
多少ぎこちなく頼りない感じであっても普通に日本語が話せて意思疎通できる人であれば充分です。

実際、今、地域のスーパーなどが運営する宅配でも主婦や学生のドライバーが配達しています。
つまり、アマゾンの商品の配達はその程度のレベルで充分なわけです。

それでも、ヤマト運輸の正確さと丁寧さで配達してもらうほうが嬉しいし「配達はヤマト運輸がいい」と言う人もいるでしょう。

それでは、もし、ヤマト運輸の配送ではアマゾンの下請け宅配会社より倍ほどの送料がかかる、となったらどうでしょう。
おそらく一転して「それは嫌だ」となるでしょうね。

それが答えです。

アマゾンの商品程度は、ヤマト運輸の正確さや丁寧さがなくてもとにかく安く(できれば無料)で届けてほしいということです。
もちろん、ヤマト運輸ほどのサービスレベルで届けてもらえるならそれに越したことはないけど、送料が高くなるのであれば、それは不要で多少雑でも良いので安いほうがいいという感じですね。

したがって、アマゾンの商品をヤマト運輸が配送するというのは持て余す感じでもったいないわけです。
アマゾンの商品は主婦や学生のパートアルバイトで充分であり、それ以外では人件費などが高く採算が合わなくなります。
実際、アマゾンの自社配送では主婦など一般の人が小遣い稼ぎに自転車で配達するといった方法なども検討されています。
そして、ゆくゆくはAI技術を駆使した自動配達に切り替わっていくだろうと思います。
つまり、アマゾンの商品の配達は、その程度で事足りるということです。

ということは、ヤマト運輸がアマゾンの仕事を請け負うことはむしろ避けるべきだったと言えます。

それにも関わらず、ヤマト運輸はアマゾンの配送を格安で契約して請け負ってしまいました。
案の定、ヤマト運輸ではその格安条件ではとても合わず、一気に無理がきて値上げに踏み切りました。
しかも、そのアマゾンの送料はなかなか値上げに応じてもらえないからと、、アマゾン以外を先に全部値上げしてしまう始末。

その値上げで一番喜ぶのは誰か。

アマゾンですね。

ヤマト運輸など宅配大手がどんどん値上げしていく傍らで、アマゾンは自社配送をどんどん拡充していきました。
安く速くの配送をどんどん拡充して実現しています。
宅配大手が次々に基本料金を値上げしてくれたおかげで、格安の送料を実現しているアマゾンで購入するニーズはさらに高まり、結果として自社配送の拡充は非常にやりやすくなったことだろうと思います。

ヤマト運輸などの日本の宅配会社は値上げしている場合ではなかったということですね。
むしろ、アマゾンの自社配送の拡充を阻止するためには、値下げか現状維持にすべきだったのではないでしょうか。
値上げしたことでアマゾンは内心嬉しかったでしょうね。

すべてがアマゾンの想定内であり、日本の宅配会社は、アマゾンの術中にはまってしまったと言えます。

ヤマト運輸などはアマゾンという新しい宅配会社の誕生を見事にアシストしてしまいました。
このままでは、ヤマト運輸などはアマゾンに飲み込まれていくでしょうね。
せいぜい、さらなる格安で過酷な条件を強要される下請け仕事をさせてもらうしか道はなくなってしまうと思います。

それを打破するにはどうすればいいのか。

まずは値上げした基本料金を元に戻すことだと思います。
もちろん、全国一律300円以下などと格安で契約していた内容は見直して値上げする必要がありますが、基本料金は値下げして元に戻したほうがよいでしょう。

それと、アマゾンとの契約を打ち切って、より心のこもった質の高い配送サービスを求める商品を扱う客を大事にすること。
つまり、アマゾンの商品とは逆の商品を扱う会社や個人との取引を中心に原点回帰することですね。

デパートや老舗店舗などの商品はそれに相当するのではないでしょうか。
そういう商品は、ギフト扱いも多いので、アマゾンのようにただ安く速くだけではだめで、やはりヤマト運輸の高いサービスレベルが求められます。

日本の宅配業界のリーダーであるヤマト運輸は昨年に先陣を切って舵取りを誤ってしまいました。
今年は軌道修正すべきだと思います。

それでもおそらく基本料金の値上げを間違いと認めないと思うので、元に戻すことはやらないでしょうけどね。(笑)

ただ、それをやらなければ、気づいた時にはアマゾンに吸収されているか、完全下請けに成り下がっていることでしょう。
[ 2018/04/06 11:51 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

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